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ブロケードのイーサネットファブリック技術、NTTスマートコネクトに採用

 ブロケード コミュニケーションズ システムズ株式会社(以下、ブロケード)は10日、自社のイーサネットファブリックソリューション「Brocade VCS」が、エヌ・ティ・ティ・スマートコネクト株式会社(以下、NTTスマートコネクト)のクラウドサービス「スマートコネクト VPS」に採用されたと発表した。

 今回、NTTスマートコネクトがスマートコネクト VPSを展開するにあたり、耐障害性、冗長設計のたやすさ、最小構成からの拡張性、運用管理全体のシンプルさ、といった点がネットワーク基盤の要件として求められたが、要件と照らし合わせて機器を選定した結果、Brocade VCSを選択したという。

 その最大の理由は、Brocade VCSが、STP(スパニングツリープロトコル)による弊害を解消して耐障害性を高めつつ、運用管理をシンプルにできるためで、製品としては「Brocade VDX 6720/6710」が導入され、仮想リンクアグリゲーション機能のvLAGを用いて、シンプルな冗長設計で拡張性の高いネットワーク構成を可能にしているとのこと。

 またBrocade VDXシリーズでは、2台からのスモールスタートに対応しており、ビジネスの成長にあわせて追加拡張ができる点、ファブリックアーキテクチャによって仮想化環境で発生する膨大なサーバー間(East-West)トラフィックに最適化されている点なども評価されたとしている。

(石井 一志)