NTT Com、Amazon S3互換のAPIを利用可能なオブジェクトストレージ


 NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は23日、パブリッククラウドサービス「Bizホスティング Cloudn(クラウド・エヌ)」のラインアップに、オブジェクトストレージサービス「Bizホスティング Cloudn Object Storage」(以下、Cloudn Object Storage)を追加すると発表した。同日よりサービス提供を開始する。価格は、GBあたり月額7.35円から。

 「Cloudn Object Storage」は、データ容量の上限を気にせず、スケーラブルに利用可能なオブジェクトストレージサービス。大容量データの保管や配信、データバックアップなどに適しており、実際の利用データ量に応じた従量課金制で提供される。

 またAmazon S3互換のREST APIも用意されているので、REST APIを利用するアプリケーションやサービス上で、「Cloudn Object Storage」を自由に利用できるという。

 サービスは日本のデータセンターから提供され、保存データは複数ロケーションに分散して保管されるため、堅牢性99.999999999%の高い信頼性を確保。米国のデータセンターでも今後の提供を予定する。

 価格は容量によって異なり、1GBあたりの月額料金は、10TBまでが9.03円、10TB~50TBが8.40円、50TB~500TBが7.98円、500TB~3000TBが7.35円。仮想サーバーとストレージ間のデータ転送、リクエストのやりとりによるトラフィックには課金されない。また今回は、サービスを新規に申し込みのユーザーに向けて、最大3カ月、5000円分までを無料で利用できるキャンペーンを、2012年12月31日までの期間限定で実施するとのこと。

 なおこのサービスでは、プラットフォームの一部に、クラウディアン株式会社が提供するクラウドストレージ構築ソフト「Cloudian」を採用している。


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