JTBグループ、ソリトンの情報漏えい対策クラウドサービス「OnDemandシリーズ」を導入


 株式会社ソリトンシステムズ(以下、ソリトン)は3日、JTBグループが、情報漏えい対策/資産管理機能を提供するクラウドサービス「OnDemandシリーズ」を、25社3000台のPCを対象に導入したと発表した。

 JTBグループでは、旅行業務に伴う膨大な個人情報や業務上の機密情報について、情報漏えい対策や内部統制を目的としたグループ内規定が定められているが、グループ各社それぞれの企業規模が異なるため対応にばらつきがあり、グループ全体でのガバナンスを実現するために、セキュリティレベルを統一できるツールが必要とされていたという。

 そして今回、この問題を担当しているJTB情報システムが検討した結果、ソリトンの「OnDemandシリーズ」の採用が決定した。

 その理由としては、1)企業規模を問わず導入でき、初期導入コスト・ランニングコストとも抑えられること、2)専任のセキュリティ管理者が不在でも容易に導入でき、運用後も負担もかからないこと、3)PC操作ログの取得、USBメモリ制御、資産管理機能など情報漏えい対策として有効な機能を備えていること、4)ルール違反のPC操作を検知して管理者へアラート通知する機能があること、5)インターネット経由でログ情報を収集するため、JTBグループの専用ネットワークに入っていないPCも一元的に管理できること、といった5つを挙げている。

 JTBグループではこの導入により、グループ会社のセキュリティ対策レベルが統一され、不要なWebサイトの閲覧や未許可のUSBメモリの利用などから発生しうる情報漏えいリスクの低減と、抑止効果によりユーザー個々のセキュリティ意識が高まることなどを期待している。

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(石井 一志)
2012/9/4 12:44