富士通エフサス、イントラネット内のサーバー脆弱性診断サービス


 株式会社富士通エフサスは18日、イントラネット内にあるサーバーのセキュリティ強度をチェックし、詳細な対策をアドバイスする「イントラネットゾーンスキャンサービス」の提供を開始する。

 昨今流行している標的型サイバー攻撃は、ネットワークの入口だけでは防ぐのが困難とされ、侵入を前提とした対策が必要とされている。侵入後、システムに感染したマルウェアは脆弱性に狙いを定めるように作成されていることが多く、社内のサーバーに対しても侵入を前提とした対策を実施するよう注意喚起が行われている。

 同サービスは、顧客の社内ネットワークに診断ツールを一時的に設置し、イントラネット内のサーバーの脆弱性診断を行い、セキュリティホールの有無などの診断結果やその対策方法を報告する。これにより、標的型サイバー攻撃のような執拗で巧妙な攻撃に対しても具体的なセキュリティ対策を講じる指針が得られるとしている。

 参考価格は、現地作業基本料(1カ所)が6万円。診断・分析(1IP)が9万円、同(3IP)が15万円、同(20IP)が90万円。同社では今後2年間に100社・1億円の販売を目指す。

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(川島 弘之)
2012/6/18 14:41