日立システムズ、XenAppを使った月額制仮想デスクトップサービス


 株式会社日立システムズは23日、アプリケーション仮想化ソフト「XenApp」を活用した月額利用型「BusinessStage 仮想デスクトップサービス」の提供を開始した。エンドユーザー向けヘルプデスクサービスやスマートデバイスの調達、キッティング、SIサービスまでトータルにサポートする。

 XenAppと同社データセンターの仮想化基盤を活用し、仮想デスクトップを月額制で提供するDaaS(Desktop as a Service)サービス。利用することで、企業の情報システム部門は、セキュリティパッチの適用、ウイルス対策ソフトのインストール、各種アプリの導入・設定をデータセンターで一括して行えるため、運用コストを削減できる。一方のエンドユーザーにとっては、スマートデバイスなどを通じて場所を問わず自分のデスクトップ環境にアクセスできるため、利便性が向上される。

 同サービスの提供と併せて、ヘルプデスクサービスやスマートデバイスの購入を支援する「スマートデバイストータルマネージドサービス」や、IT機器の保守サービスを一括して行う「Make IT Simple Premium」、SIサービスなどもワンストップに提供する。

 価格は、初期費用が4200円/ユーザーから、月額利用料が4935円/ユーザーから。2015年度末までに累計30億円の販売を目指す。

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(川島 弘之)
2012/4/23 13:37