MetaMoJi、iPad上の手書き機能提供用フロントエンド「7notes Pad+WC」発売


 株式会社MetaMoJiは21日、手書き文字変換システムmazecを組み込んだiPad上の手書きソリューション提供用フロントエンド・ソフトウェア「7notes Pad+WC」の販売を開始した。iPad用のソリューションやサービス事業を手掛ける事業社向けで、1本あたりの年間使用利用金3000円。App Storeで入手できる。次年度以降は、In App Purchaseで年間利用料金を支払う。

 App Storeで提供するほか、「7notes Pad+WC」は、MetaMoJiより企業向けにライセンス販売も行う。また、従来AppStoreで販売していた「7notes for iPad」および「7notes mini(J) for iPhone」のライセンス販売も同時に開始する。

 提供を開始する「7notes Pad+WC」では、iPad標準のモバイルサファリをエンジンとして採用したウェブブラウザー機能を搭載。このため利用企業は、大きな修正を行うことなく、ウェブメールやグループウェア、業務システムなど、さまざまな法人用ウェブアプリケーションのフロントエンドとして手書き入力が利用できる。

 また10月下旬から、専用アプリケーションからも呼び出し利用が可能な「7notes Pad」機能の追加提供を予定。追加機能を用いることで、専用業務アプリケーションを大きく改造することなく手書き入力に対応したソリューションが変更できるという。

 MetaMoJiでは「7notes Pad+WC」の用途として、顧客アンケートの入力システム、店舗における顧客データ入力システム、外回りの営業マン用のWebメール、グループウェア、医師、看護師、患者が利用する病院のデータ入力システム、会議、講演、授業、図書館等 キータッチ音が耳障りとなる環境でのシステムを想定している。

 「mazec」は、画数が多い漢字や思い出せない漢字は読みをひらがなで書くことで、スムーズに入力できる「交ぜ書き変換入力」機能を搭載。「会議」と入力する場合、「会議」、「かいぎ」、「会ぎ」、「かい議」のような表記のゆれに対応しており、いずれの入力でも「会議」が変換候補として表示される。また、書いた文字をそのまま記録しておいて、後でテキストに変換する「後から変換」機能も備える。


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