IIJグローバル、SaaS型の資産管理サービス「GLASS」


 株式会社IIJグローバルソリューションズ(以下、IIJグローバル)は14日、「ICTライフサイクルマネージメントサービス(以下、ICT LCMサービス)」のサービスラインアップに、IIJのクラウドサービス「IIJ GIOサービス」を活用したSaaS型の資産管理サービス「GLASS」を追加すると発表した。2012年1月より提供する。

 ICT LCMサービスは、クライアント端末の調達、導入、運用、保守、廃棄に至るライフサイクル全体の管理をIIJグローバルが代行するもの。今回、追加するGLASSでは、PCだけでなくサーバーやネットワーク機器を含めたIT資産の一元管理や可視化が可能になるほか、セキュリティパッチの適用状況などのセキュリティ管理も一元的に行えるようになる。

 GLASSの特長は、SaaS型なので短期間で資産管理の仕組みを導入でき、運用負荷も低減できる点や、「ベーシック」と「スタンダード」の2つのプランを用意し、ニーズに合わせて選択できる点など。

 ベーシックプランでは、パブリッククラウド型でPCの資産管理、セキュリティ管理機能を安価に提供する。

 スタンダードプランでは、GLASSのシステムと顧客拠点をWANサービスで接続することで、ネットワーク機器やサーバーなどPC以外の機器を含めたIT資産の統合管理が行える。また、不正PC接続検知・遮断やリモートコントロールなど、従来のSaaS型資産管理サービスでは対応していない拡張機能も併せて提供する。今後はスマートデバイスへの対応をはじめとする新機能を随時追加していく予定。

 このほか、多言語サポート(日本語、英語、中国語)によりグローバル環境にも対応する。

 同社では2012年度中に200社への提供を目指す。提供開始は2012年1月より。正式な提供開始に先立ち、2011年中に無償トライアルも実施する。

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(川島 弘之)
2011/9/14 11:59