F5ジャパン、アクセス制御基盤「BIG-IP APM」の仮想アプライアンス版
F5ネットワークスジャパン株式会社(F5ジャパン)は24日、仮想アプライアンス版のアクセスコントロール基盤「BIG-IP Access Policy Manager(APM)」を発表した。トラフィック管理ソリューション「BIG-IP Local Traffic Manager(LTM)」の仮想アプライアンス版「同 Virtual Edition」(以下、BIG-IP LTM VE)上で利用できる。価格は96万円(税別)から。
BIG-IP APMは、BIG-IP LTMを認証基盤として使えるようにするもの。今回、これが仮想アプライアンスであるBIG-IP LTM VEに対応し、仮想環境でAAA(認証、許可、アカウンティング)機能を提供できるようになったため、ヴイエムウェアの仮想デスクトップソリューション「VMware View」のテストや導入プロセスの簡素化、インフラコストの低減などを実現するという。
加えて、VMware View向けにPCoIPプロトコルを最適化するため、パフォーマンスの低下を抑制可能。また、ユーザーのクレデンシャル情報をキャッシュし、シングルサインオンのプロキシサービスを提供することにより、VMware Viewのユーザーがサインインを一度行えば、追加のサインイン作業を行わずとも、許可されたサイトやアプリケーションにアクセスできるようになる。
また、需要に応じた段階的な導入も可能で、ニーズが増大すれば、最大6万人の同時ユーザーをサポート可能な、ハードウェアベースのソリューションへ円滑に意向できるとのこと。さらに、単一の管理ポイントの提供により、管理の簡素化を実現。F5ジャパンが提供するiControl APIを用いることで、BIG-IP APMとVMware vCenter Serverを統合し、管理機能をさらに強化することも可能としている。