NEC、「ぐるなび」にDWHアプライアンスを導入-約50万の店舗情報の集計などに活用


InfoFrame DWH Appliance

 日本電気株式会社(NEC)は15日、データウェアハウス(DWH)アプライアンス「InfoFrame DWH Appliance」を用いて、株式会社ぐるなびのDWHシステムを構築し、7月より稼働を開始したと発表した。同社が、稼働第一号ユーザーになるという。

 InfoFrame DWH Applianceは、NECが米Netezzaと共同開発し、4月より販売を開始したDWHアプライアンス。個別製品を組み合わせてシステムを構築した場合と比べ、導入期間を約90%短縮可能なほか、FPGAを活用したNetezzaの独自アーキテクチャによって、高い分析能力を提供できる点が特徴だ。

 今回導入されたDWHシステムは、飲食店情報検索サイト「ぐるなび」サイトに掲載されている、約50万店の店舗情報の集計や、店舗単位のアクセスログ分析などに活用される予定で、アプライアンスならではの特長を生かし、約1カ月での短期導入を実現した

 NECでは、ビジネスインテリジェンス(BI)/DWHシステムでの豊富な実績を持ち、これまで、500社以上にシステムを導入してきた。今後も、今回の導入で培ったノウハウを生かし、主に製造業、流通業、金融業、通信事業者などに対して、「InfoFrame DWH Appliance」の拡販を推進するとしている。

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