オブジェクト指向言語「Python 2.7」が公開、2.x系では最後のリリース


 Python Software Foundationは3日、オブジェクト指向プログラミング言語「Python 2.7」の正式版を提供すると発表した。旧版との互換性がある「Python 2.x」系では、最後のメジャーリリースになり、今後はバグフィックスのみ提供される予定という。

 「Python 3.x」系では、Python 2.x系と完全な後方互換性は確保されていないが、今回はPython 3.1などに搭載されている機能が、Python 2.x系にバックポートされているのが特徴。例えば、IOライブラリのパフォーマンス改善や、Float型から文字列、あるいはその逆の場合の変換機能の改善、順序を保持できるディクショナリ(Ordered Dictionary)の追加、TkinterでのTileサポート、memoryviewオブジェクトなどのサポート、といった強化が行われている。

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(石井 一志)
2010/7/5 11:48