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ハンモック、ファイル暗号化機能を強化したIT統合管理ソフトウェア「AssetView 8.4」

 株式会社ハンモックは11日、IT統合管理ソフトウェア「AssetView」の新版として、ファイル暗号化機能を強化した「同 Ver.8.4」を発表した。

 AssetViewは、クライアントPCの管理に必要となるさまざまな機能を提供するIT統合管理ソフトウェア。「IT資産管理」「アプリケーション配布」「PC操作ログ管理」「個人情報検索」「デバイス制御」「不正PC遮断」「リモートコンソール」「Webフィルタリング」「ファイル制御・暗号化」「ウイルス対策」「電子メール監視」「スマートデバイス管理」といった機能が用意されており、必要に応じて導入できる。

 今回の新版では、暗号化の機能を大幅に強化した。ファイル制御・暗号化ツールの「AssetView K」では、クラウドストレージへファイルをアップロードする際に、ファイルを自動で暗号化する機能を追加したほか、ファイル個別の暗号化以外にボリューム全体への暗号化機能を搭載。統合集中管理を行えるようにした。ボリューム全体を暗号化すれば、万一の紛失や盗難時にもファイル暗号化していない重要ファイルの保護が行えるという。

 また、パスワードポリシーの設定、パスワード失念時の救済機能などの搭載により、セキュリティを強化。暗号化ファイルの閲覧中に、ほかの暗号化ファイルの同時復号の許可、対象外アプリケーションでの閲覧制御なども行えるようにしている。

 さらに、AssetView全般で管理画面デザインを刷新し、リストからすばやくデータを抽出できるキーワード検索、画面に応じて文字サイズの変更ができる表示倍率設定といった機能を搭載した。加えて、表示領域を広げて一画面で表示可能な情報量を増やすなど、これまで以上に操作性が向上しているとのこと。

石井 一志