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Sansanが総額約20億円の第三者割当増資を実施、国内拠点の強化やアジアでの販路拡大など

 法人向けクラウド名刺管理サービス「Sansan」などを提供するSansan株式会社は18日、ベンチャーキャピタルの米DCMやニッセイ・キャピタル株式会社などを引受先とする総額約20億円の第三者割当増資を実施したと発表した。

 2014年5月に続く増資で、調達額もSansanとして過去最大額になるという。DCMを含む今回の引受先はすべて既存の株主であり、2007年6月の創業以来、調達総額は約42億円に達するという。

 今回の増資を受け、Sansanの営業拠点を全国に設立し、2016年1月4日から営業開始した大阪オフィスに続き、5月末までに名古屋、札幌、福岡にも進出予定。各地でのテレビCMの放映、東京/大阪でのプライベートカンファレンス開催など、地域に密着した営業活動を行う。

 また、2015年10月に設立したシンガポール現地法人を拠点に、2016年から本格的にアジア圏のマーケティングを強化するとしている。

山川 晶之