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チューニングによる“スパイス”でよりおいしく――、アークンがImperva製品の運用支援サービスを提供

 株式会社アークンは1日、米Impervaのセキュリティ製品「SecureSphere(セキュアスフィア)シリーズ」の運用支援サービス「SecureSphere 導入・運用支援サンドウィッチパック」を発表した。同日より提供開始する。

 SecureSphereシリーズでは、Webアプリケーションファイアウォール(WAF)、データベースセキュリティ、ファイルサーバー/NASセキュリティの3つの分野で製品が提供されており、ブラックリスト/ホワイトリストやレピュテーション(WAFのみ)をベースに、自動化されたソリューションを提供している。

 しかし一方で、各種サーバーに対する通信の一部には、正規ユーザーと攻撃者の区別が付き難いグレーゾーンが少なからず存在するほか、ユーザー企業ごとに異なる社内規定やセキュリティポリシーについても考慮する必要があるため、それらを運用上のルールとしてカスタムポリシーに反映させる必要があるという。

 そこでアークンでは、長年にわたるSecureSphereの販売・導入・サポートなどで培ったノウハウを生かし、標準のセキュリティ機能を“メインディッシュ”に見立てた際に“スパイス”となる、付加価値サービスを提供するとした。

 その「SecureSphere 導入・運用支援サンドウィッチパック」では、既存システム全体を解析し、改善項目や推奨設定をアドバイスするコンサルティングサービスと、SecureSphereの詳細仕様や適切な運用方法を対面形式でレクチャーするトレーニングコースをセットにして提供する。

 具体的には、ユーザー環境のSecureSphere最新バックアップファイルやログファイルを取得し、学習されたプロファイル(ホワイトリスト)や適用済みのポリシー、検知アラートなどを精査。それらをもとに、システム全体のヘルスチェックレポートを提供する設定コンサルティングを実施する。

 その後、ユーザー環境を訪問し、SecureSphereの基本概念や詳細仕様、ベストプラクティスやバッドプラクティスを交えた設定・運用管理方法をレクチャーするトレーニングを実施。設定コンサルティングのレポート内容の説明と、ユーザーとの対面方式による質疑応答も実施するという。

 さらに、設定コンサルティングと運用トレーニングを実施後、設定変更されたSecureSphereのバックアップファイルやログファイルを、一定期間を経て再取得。設定変更に伴って改善された項目をまとめ、最終レポートを提供する。

 実施期間は4週間で、価格は91万円(税別)から。

石井 一志