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マーベラスと日本IBM、IBMのクラウド「SoftLayer」を基盤としたオンラインゲームインフラの実証実験

 株式会社マーベラスと日本アイ・ビー・エム株式会社(日本IBM)は21日、マーベラスが開発を進めるオンラインゲームの新タイトルのインフラとして、IBMのクラウドサービス「SoftLayer」を採用し、7月より日本IBMの技術協力のもと、実証実験を開始したと発表した。

 今回、実証実験を行うオンラインゲームのインフラは、IBMの「SoftLayer東京データセンター」を利用し、即時対応が求められるゲーム開発において効率的な開発環境の構築を目的としている。さらに、SoftLayer上でネットワークエンジン「Photon Server」(GMO)を採用することで、リアルタイム、マルチプレイヤー、マッチメイキングに対応したオンラインゲームの開発がより柔軟なサーバー構成で可能となる。

 マーベラスは、IBMが保有するベアメタルサーバー、仮想サーバー、ストレージ、ネットワークなど、SoftLayerのクラウド基盤の全サービスが利用可能となり、「SoftLayer+Photon」のサーバーインフラにより安定した高パフォーマンスのインフラ構築に取り組んでいくとしている。

 また、世界20カ所以上あるIBMのデータセンターをグローバルなネットワークで利用でき、オンラインゲームの海外展開においても柔軟に迅速に対応することが可能となり、サーバー費用などコスト面においても非常に大きなメリットがあり、オンラインゲームの運用コストを大きく削減できるとしている。

 マーベラスでは実証実験をもとに、2016年にリリース予定のタイトルで本格的にSoftLayerのインフラを利用したオンラインゲームの運用を開始する予定。

三柳 英樹