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遅れる送迎バスへのイライラ解消、到着案内サービス「バスウォッチ」

幼児の体調も守れる

 日本ソフト開発株式会社は25日、幼稚園・保育園・こども園・そのほか各種施設向けに、送迎バス到着案内サービス「バスウォッチ」の提供を開始した。

 バスウォッチは、各種送迎バスの利用者向けに、バスの到着予告をスマホ・ケータイにアラームやメールで事前案内するサービス。スマホでは地図上でバスがどこを走っているかがリアルタイムに把握でき、指摘した任意のバス停を通過したら通知が届く。ケータイでは、手前のバス停通過をメールで知らせてくれる。

 幼稚園・保育園・こども園をはじめ、小学校、病院、ショッピングセンター、自動車教習所、市町村など、送迎・巡回バスを運営する施設・団体であれば利用が可能。バス運営者側は特別な装置を導入することなく、市販のスマホのみで利用できる。バス利用者もスマホかケータイがあれば利用可能だ。スマホ向けには無料アプリが提供され、ケータイ向けにはメール機能を応用するという。

 幼稚園・保育園・こども園に向けては、総合保育支援システム「キッズビュー(別売)」との連携も実現。キッズビューは保育記録をはじめ、保育業務にかかわる全ての業務を支援する仕組みで、バスウォッチと組み合わせた園児の出席管理が可能となる。ただし、そのためにはインターネットに繋がったiPadとPCが必要となる。

 バス利用者は、渋滞や道路工事などの影響で、バス到着までバス停で長時間待たされることも多かった。特に幼稚園・保育園・こども園では、冬の寒さや夏の暑さの中で、幼い園児をバス停で長時間待たせることになり、大きな問題点になっていたという。園側は、その都度保護者からの電話問い合わせを受け、バス遅延時間を調べるなどして応対していたが、朝夕の登降園の忙しい時間帯に当たることが大きな負担を招いていた。日本ソフト開発によれば「バス利用者に対するサービス向上策として、非常に期待を持たれている仕組み」とのことだ。

川島 弘之