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ネットギア、最大144ポートのGbEを搭載可能なシャーシ型スイッチ「M6100」

 ネットギアジャパン合同会社(以下、ネットギア)は1日、バックプレーン速度480Gbpsのシャーシ型スイッチ「M6100」を発表した。4月6日より販売開始する。

 「M6100」は、3つのI/Oモジュール用スロットを備えた4Uサイズのシャーシ型スイッチ。最大144ポートのGigabit Ethernet(GbE)ポートを搭載でき、中小規模ネットワークのコアスイッチ、あるいは大規模ネットワークのエッジスイッチとして利用可能という。

 I/Oモジュールは、1000BASE-T×48ポートの「XCM8948」、1000BASE-T×40ポート、10GBASE-T×2ポート、10GbE対応SFP+スロット×2の「XCM8944」と、SFPスロット×40、10GBASE-T×2ポート、10GbE対応SFP+スロット×2の「XCM8944F」を提供。10GBASE-T×24ポート、10GbE対応SFP+スロット×16(10GBASE-Tとのコンボ)を備えた「XCM8924X」もラインアップした。XCM8948とXCM8944については、PoE給電機能を追加するドーターカードも増設できる。

M6100(上から、XCM8948, XCM8944F, XCM8924Xを実装)

 また、3つのI/Oモジュールがそれぞれ管理モジュールとして動作するため、1基のI/Oモジュールが故障してもネットワークの全断は発生しないほか、N+1対応の冗長電源モジュールと、MLAG(Multi-chassis Link Aggregation)対応により、可用性を高めている。

 加えて、IP電話の自動QoSとVLAN設定を含む音声VLAN、802.1Xをはじめとした認証機能、IPv4/IPv6ルーティング、マルチキャストや、悪意のあるコード検出、DHCPスヌーピング、IPソースガードプロテクション、DoS攻撃緩和といったセキュリティ機能など、さまざまなレイヤ2/3/4機能を追加ライセンスなく利用可能とのこと。

 価格は、シャーシ本体、XCM8944、PoE+ドーターカード、電源ユニット、ファントレイ、ラックマウントキット、ラックマウント用スライディングレールといったスターターキットの場合で、110万円(税別)から。

 I/Oモジュール単品は、XCM8948が78万円(税別)、XCM8944とXCM8944Fが各98万円(税別)、XCM8924Xが180万円(税別)となっている。

石井 一志