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NTTソフト、Webサイトの保護・診断をクラウド提供する「TrustShelter」

 NTTソフトウェア株式会社(以下、NTTソフト)は、Webサイトをサイバー攻撃から守るセキュリティサービス「TrustShelter」を11月4日から販売する。Webサイトの「攻撃遮断」「改ざん検知」「セキュリティ診断」をクラウドサービスとして提供するのが特徴。短期間・低価格で必要最低限の対策が行えるという。

 昨今、改ざんやウイルス埋め込みなどWebサイトに対する攻撃が急増。2014年も上半期だけで2000件を超す被害届が提出されている。こうした攻撃からWebサイトを守るためには、監視・防御・診断・運用などさまざまな視点からの対策が必要で、IT担当者にかかる負担は大きなものとなる。

 TrustShelterは、短期間で初期コストを抑えられるのが特徴で、3つの対策メニューの中から、必要なものを選んで利用できる。対策メニューは、Webアプリを狙った攻撃やDDoS攻撃を防ぐ「TrustShelter/WAF(攻撃遮断)」、Webサイトの改ざんを監視し有事に通知・復旧を行う「TrustShelter/CW(改ざん検知)」をベースに、さらなる対策を求める企業に、Webアプリの脆弱性を診断し改善提案を行う「TrustShelter/ST(セキュリティ診断)」を用意。いずれもクラウドサービスとして提供されるのが特徴となる。

 価格は、TrustShelter/WAF(攻撃遮断)が月額6万円(税別)から、TrustShelter/CW(改ざん検知)が月額1万4000円(税別)から。これらは最低契約期間が1年となる。TrustShelter/ST(セキュリティ診断)は個別見積もり。NTTソフトは今後3年間で3億円の売上を見込む。

川島 弘之