ニュース

米Oracle、クラウド型のビッグデータ分析を発表

 米Oracleは9月29日(米国時間)、ビッグデータ分析をクラウドで提供する「Oracle BI Cloud Service」を発表した。

 Oracle BI Cloud Serviceは、データに基づく洞察やデータ可視化の機能を企業ユーザーに提供する新サービス。同社のBIテクノロジーや「Oracle Database Cloud」をベースにクラウドに最適化し、クラウド、オンプレミス、サードパーティ製アプリなどのさまざまなデータソースからデータを組み合わせ、高い表現力と高度な分析力を実現するという。

 クラウド型なので導入後すぐに利用可能。要件の変化に応じて速やかに拡張することも可能だ。ウィザード形式で簡単にデータの取り込みやデータモデルの作成が可能な「クイックスタート」機能も搭載し、プログラミングや特別な解析のスキルがなくても非定型/定型分析、分析レポーティング、データマッシュアップを構築できる。カスタマイズされたクエリやデータローディングを実現するためのプログラミング・インターフェイスを備えるほか、モバイル機能を内蔵しており、追加の開発をすることなく、外出先でタッチ操作による解析が行える。

 Oracle BI Cloud Serviceはサブスクリプション型のクラウド製品として、中小規模のチームから事業部門、企業全体まで、必要な情報を必要なユーザーに最適な規模で利用・展開できるという。

川島 弘之