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Windowsフォームアプリを1操作でタッチ対応に、グレープシティ

 グレープシティ株式会社は16日、アプリケーション開発に便利なコンポーネントを多数収録したスイート製品「ComponentOne Studio」の新版「2004J v2」を発売した。新たにWindowsフォームアプリを1操作でタッチ対応にするコンポーネントが追加された。

Windowsフォームアプリを1操作でタッチ対応に

 ComponentOne Studioは、業務アプリケーションに必要な機能を満たすコンポーネントを多数収録した製品。たとえば、基幹データの表示や編集には対話性の高いUIを備えたグリッドコンポーネント、帳票システムにはグラフィカルなテンプレート設計の帳票コンポーネント、販売傾向などの分析にはデータを視覚化するチャートコンポーネントなどが提供される。

 新版では、Windowsフォームアプリケーション開発用スイート「ComponentOne Studio for WinForms」に、タッチ操作対応ズーム機能コンポーネント「TouchToolkit」が追加される。Visual StudioのツールボックスからTouchToolkitの収録機能(コントロール)をドラッグ&ドロップするだけで、タッチ対応OSとタッチ非対応OSの両方で快適に操作可能なズーム機能などをアプリケーションに実装できるという。

Visual Studio上の1操作でタッチ対応アプリケーションに生まれ変わる
「TouchToolkit」をアプリケーションに追加してビルドすると、アプリケーションのウィンドウサイズに追従して、マウスでもタッチでも画面全体を拡大したり縮小したりできるように。アプリケーションのレイアウトを一切変更する必要がないため、最少工数で画面拡大機能を実装可能
拡大鏡とパンウィンドウ

 利用できるコントロールは、「C1Magnify」「C1ApplicationZoom」「C1Zoom」「C1ZoomPanel」「C1ZoomCommandsProvider」「C1MultiScaleImage」「C1TouchEventProvider」の7種。ピンチズーム、スワイプ、パンウィンドウ、拡大鏡といったタッチデバイス特有の操作をサポートする。

 なお、TouchToolkitはサブスクリプション形式で販売しているComponentOne Studio for WinFormsに新たに追加するコンポーネント。サブスクリプションサービスの契約期間内であれば、最新のリソースを自由にダウンロードして利用できる。

川島 弘之