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三井住友銀行、キャッシュカードの即時発行を開始

 株式会社三井住友銀行は18日、新規口座開設時のキャッシュカード即時発行を開始した。システム構築を担当したNECおよび凸版印刷と同日、共同発表した。

 従来、店頭でキャッシュカード新規発行手続きを行った場合、顧客の手元には1週間~10日程度で届く。今回、三井住友銀行では新システムを導入することで、その場でキャッシュカード引き渡しを実現。生体認証機能を希望する場合も、その場で同時に指の静脈パターンを登録できるようになる。

 新システムの構築にあたっては、NECがサービスを提供するためのシステム全体の構築およびカード発行操作用のタブレット端末を提供し、凸版印刷がカード発行機やソフトウェアの開発を担当した。

 対象業務は、新規発行、および喪失・毀損・汚損に関する再発行(一部店舗では2月より実施済み)。対象カードはICキャッシュカード。来店時に届け印、運転免許証・パスポートなどの顔写真付公的書類の持参が必要となる。

 即時発行の流れは、店頭でキャッシュカード新規発行や再発行の申込を行うと、営業店に設置されたカード発行機より即時発行され、その場で受け取れる。手数料は、新規発行が無料、カードの切り替え・再発行が1080円/枚。

 8月18日より東日本・西日本の27店舗から順次取り扱いを開始。今年度中に国内全店へ展開する。

川島 弘之