日立ソリューションズ、2015年度末までにITアーキテクト200名の育成を目指す

　株式会社日立ソリューションズは27日、ITアーキテクトの育成強化を目指し、独自のITアーキテクト育成・認定制度を2013年度から導入すると発表した。2013年度末までに80名、2015年度末には累計200名のITアーキテクト育成を目指すという。

　ITアーキテクトとは、ビジネス領域での経営戦略や実現するビジネスプロセスの検討結果からITアーキテクチャを作成し、その成果物と効果に責任を持つ専門職。日立ソリューションズでは技術者の育成モデルを、「ビジネス・サービス（サービス人財、超上流人財）」「マネジメント（PM）」「テクニカル（ITアーキテクト）」の3つに分け、新たにITアーキテクト育成・認定制度を導入した。

　同社では、一般的な定義に加えて「技術的責任者として自社事業の成功に貢献できる人財」としてITアーキテクトを位置付けており、ITアーキテクト育成・認定制度を通じて社員の専門性を認定することで、会社の成長と社員の成長とを連動させる考え。

　なおこの制度では、e-Learningやワークショップ、発表会形式など、半年間の独自育成プログラムを用意し、プログラム受講後に、システムアーキテクトをはじめとした公的資格取得などのスキル面と、手掛けたプロジェクトの実績などのキャリア面、周囲への技術伝承などのプロフェッショナル貢献といった3つの側面からスキルを総合的に審査。基準を満たした人材をITアーキテクトとして認定する。

　また認定後も3年単位で更新させることにより、高い技術力を持ち、プロジェクトの技術的責任者として、事業の成功に貢献できるITアーキテクトの育成を目指すとしている。