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MBSD、シマンテック製品による標的型攻撃を可視化するクラウドサービス

 三井物産セキュアディレクション株式会社(MBSD)は18日、シマンテック製品を活用し、標的型攻撃を可視化する「ボットネットチェックサービス」をクラウドで提供すると発表した。

 Web コンテンツフィルタリングソフト「Symantec Web Gateway」を活用したクラウドサービス。同ソフトは多層レイヤでリアルタイムにスキャンすることでWebを経由するあらゆる種類のマルウェアや、それにより感染したボットネットを検知する機能を備える。この機能を活用し、対象企業のボットネット感染の有無を可視化するサービスを月額モデルで提供する。

 MBSDでは今回のサービス提供にあたり、製品の設置、正常稼働監視、ログ収集と保管・解析、レポート作成まで一括して運用するなど、特に中小企業にとって負担の少ない提供形態とすることに注力したという。

 同サービスにより、ユーザーはインフラ構築や日々の製品運用、導入コストなどに煩わされることなく、Symantec Web Gatewayの利点をサービスとして享受できる。

 価格は月額500円(税別)/PC。

 MBSDは同サービスのリセールのみならず、販売パートナー各社に対しOEMサービスとして提供するパートナーエコシステムも推進する。これは「中小規模企業に向けて同サービスを普及するにあたり、販売パートナーの啓発、説明、アドバイスが導入決定において大きな役割を果たすと考えるから」とMBSD。

 販売パートナーはMBSDより同サービスをOEMされるため、新たなシステム開発や人的リソースを強いられることなく迅速に自社サービスメニュー化して顧客に提供できる。月額サービスなので、すでに月額課金サービスを提供しているサービスプロバイダのメニュー化にも柔軟に対応するとしている。

(川島 弘之)