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ヨドバシカメラ、電子マネーとポイントサービスのインフラを統合

 株式会社ヨドバシカメラは、NFCを活用した電子マネーインフラとポイントサービスインフラの統合を進める。

 具体的には、TFペイメントサービス株式会社が提供するクラウド型決済プラットフォーム「シンカクラウド」を採用。シンカクラウドはNFCをベースとした決済プラットフォームで、この上に各種電子マネーサービスを統合し、「ゴールドポイント」のサービスもシンカクラウド上に展開することで、両サービスのインフラ統合を図る。

 ヨドバシカメラでは、ポイント付与による顧客誘導から決済に至るまでの一連の活動をシンカクラウド上で一貫して行うことで、マーケティングデータの収集、およびデータ解析に基づく質の高いクラウドサービスの提供を積極的に行うとしている。

 従来、電子マネーサービスにおいては、事業者のコスト負担という課題があった。従来の非接触型ICカードを使った決済インフラは、安全で高速なサービスを提供できる一方、システム導入・運用の費用面から、電子マネー事業者や販売事業者のコスト負担が大きかったのだ。シンカクラウドはこのコスト負担を軽減させるべく、2011年2月より開発が進められていた。

(川島 弘之)