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レッドハット、仮想化管理基盤の新版「Red Hat Enterprise Virtualization 3.1」

Red Hat Storageとの統合やライブスナップショットなどに対応

 レッドハット株式会社は10日、仮想環境管理プラットフォームの新版「Red Hat Enterprise Virtualization(RHEV) 3.1」を提供開始すると発表した。管理インターフェイスの日本語化を行ったほか、スケーラビリティやネットワーク機能の向上など、さまざまな改善が行われている。

 「RHEV」は、オープンソースベースで開発されている仮想化環境管理ソフト。KVM上で利用する複数の仮想環境を統合管理することができる。

 新版ではまず、ゲストVMのスケーラビリティを強化しており、VMあたり最大160の論理CPUと最大2TBのメモリをサポート。また、ユーザーインターフェイス(UI)の日本語化、クロスプラットフォームWeb管理ポータルの改善、レポートダッシュボードのアップデートなどが行われた。さらに、ユーザーポータルではリソースクオータ機能が強化され、テスト/開発やプライベートクラウドでのセルフサービスに対応している。

 ストレージ機能については、ストレージライブマイグレーション(テクノロジープレビュー)が提供され、VMを起動したままでもストレージドメイン間でVMディスクファイルの移行が可能になった。また、買収した米Glusterの技術を利用するRed Hat Storage Serverとの統合も実現。このほか、VMを起動してままでスナップショットを取得できるライブスナップショット機能への対応も大きな強化点だ。

 なおRHEVは従来同様、年額サブスクリプション方式で提供され、管理対象サーバーのソケット単位で課金される。価格は、平日9時~17時対応の「スタンダード」で年間6万4900円(税別)、24時間365日対応の「プレミアム」で9万7400円(税別)。このほか、仮想化環境への移行や新規導入を支援するコンサルティングサービス、アセスメントサービスなども提供される。

(石井 一志)