セガ、モバイルゲーム向け新システムにA10のロードバランサー「AXシリーズ」を導入

　A10ネットワークス株式会社は24日、同社のロードバランサー「AXシリーズ」が、株式会社セガが運営するモバイルゲーム用システムに採用されたと発表した。

　セガは、モバイルユーザー向け新規ゲームタイトルをインターネット経由で提供するにあたり、専用システムを新たに構築するプロジェクトを進めてきた。新規構築するシステムに複数のゲームタイトルを併用して提供していくことが決定し、大規模なトラフィックを処理可能なロードバランサーが必要となった。

　セガでは、複数の製品を比較検討した結果、AXシリーズは同価格帯の製品と比較して2～3倍のパフォーマンスを実現したことや、すべての機能が追加ライセンスなしで使用可能な点、直感的な日本語GUIを採用している点から、AXシリーズの採用を決定した。

　新システムでは、最大4人での協力プレイが可能なPlayStation Vita用「サムライ＆ドラゴンズ」を運用しており、今後アクセスが増加した場合でもサーバーを拡張することでより多くのアクセスに耐えられるように設計されている。新システムにはAX2500が複数台導入されており、ロードバランサーおよびSSLアクセラレーターとしてサーバーの負荷を軽減しながらトラフィックを処理している。