高知工科大、NetAppストレージで遠隔バックアップを実現


 公立大学法人高知工科大学は、ネットワークストレージ「NetApp FAS2000シリーズ」による遠隔バックアップシステムを構築し、2月より本稼働を開始した。構築はネットワールドが担当した。

 遠隔バックアップの対象となったのは、大学事務部門の業務用に導入されたファイルサーバー。キャンパス内のサーバールームにメイン機とサブ機の2台、BCP対策用のデータセンターに1台の「FAS2020」を導入し、「SnapMirror」機能によるリモートコピーを行うことでデータを保護。システムの安定性やレスポンスの向上も果たした。

 従来のテープベースのバックアップでは、夜間バックアップが翌朝になっても終わらないなど、バックアップ時間の長時間化が問題となっていた。現在では約7GB程度の差分データ転送がおよそ6分(メイン機→サブ機)と、約13分(キャンパス→データセンター)で完了するようになったという。

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(川島 弘之)
2012/4/12 13:02