NEC、顧客情報分析クラウドサービス事業で韓国企業と戦略的提携


 韓国の新世界I&C、NICE信用評価情報と日本電気株式会社(以下、NEC)は28日、顧客情報分析クラウドサービス事業で提携すると発表した。3社では、ビックデータを活用した新たな分析サービスモデルの検討を行う。

 今回の提携では、NECが持つ顔認識技術を搭載した視認効果測定ソリューション「PanelDirectorシリーズ Field Analyst」やM2Mデータ処理基盤「CONNEXIVE」と、新世界I&Cのクラウドサービスインフラ構築力、NICE信用評価情報のデータ分析能力などを組み合わせ、潜在顧客の分析を実施。適切なターゲティングを行える顧客情報分析クラウドサービスを実現することが目標という。

 また、店舗にてカメラから顧客映像を取り込み、その性別・年齢・訪問者などのデータを分析して、さらに将来的にはPOS情報や天候情報などと組み合わせ、流通店舗や金融機関を対象に分析情報を提供するサービスモデルの検討も行うとした。

 なお、今回NECが提携した新世界I&Cは、韓国の流通業界最大手である「新世界グループ」傘下のSI会社、NICE信用評価情報は、韓国最大規模のデータバンク会社として信用調査などの事業を展開する一方で、韓国全土で金融ATMの保守管理事業を行っている企業とのことである。

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