BIGLOBEのオンラインストレージサービスをルート・サービスが導入、業務の効率化を実現


 NECビッグローブ株式会社(以下、BIGLOBE)は27日、同社のオンラインストレージサービス「BIGLOBEクラウドストレージ」を、株式会社ルート・サービスホールディングス(以下、ルート・サービス)が導入したと発表した。

 ルートサービスでは従来、営業所との情報共有にメールを利用していたが、現場の画像データなど、搬入や配送に必要な情報を共有する機会が多く、大容量のデータとなるため、メール数通に分割して送信するなど情報共有に手間がかかっていたほか、無料のサーバーを利用する場合には、アップデートに時間がかかる、エラーになるといった、安定した利用ができない点が課題になっていた。

 今回、ルートサービスに採用されたBIGLOBEクラウドストレージ(旧名:BIGLOBEメッシュストレージサービス)は、大容量のデータを容易に受け渡しできる、企業向けのオンラインストレージで、BIGLOBEのデータセンターで運用される安定性とセキュリティが特徴。サービス採用後は、こうした安定性を生かし、安定した大容量のデータをセキュアに共有できるようになったことから、業務の効率化を実現できたという。

 さらに、IDを取得していないユーザーでもデータをダウンロードできる「Web公開機能」、アップロードができる「受取フォルダ」を利用し、顧客や取引先と急な情報共有が必要になった場合でも、ID取得の手間をかけずにタイムリーな情報共有が可能になったとのこと。

 なお、通信経路およびストレージ上は暗号化されているほか、「Web公開機能」「受取フォルダ」では、パスワードやアクセス回数、公開期間を設定できるワンタイムURLを利用しているため、セキュアな情報共有を実現している。

 さらに、従来は社員ひとりひとりが情報を保管・管理しており、大量のメールから業務指示書や報告書を探すなど、情報の検索に都度手間がかかっていた。しかし同サービスを導入し、拠点や業務に応じてフォルダを構成して、オンライン上に保管することで、効率的な情報管理が行えるようになった。加えて、ログインした際に情報の更新を知らせる表示機能が、業務指示やマニュアル更新といった告知の見落とし防止にもつながっているとしている。

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