ワイズスタッフとNTT-IT、1時間単位でIT業務をアウトソーシングできるサービス


 株式会社ワイズスタッフとNTTアイティ株式会社(NTT-IT)は、企業内のIT業務を時間単位でアウトソーシングできる「スマートテレワーク+ITお手伝いサービス」を、21日より提供開始する。

 「スマートテレワーク+ITお手伝いサービス」は、伝票入力、出張手配、資料作成、翻訳業務など、身近な社内業務を発注できるアウトソーシングサービス。発注した業務は、ワイズスタッフと契約したテレワーカーが在宅作業で行うため、社内に机やスペースを用意する必要はなく、業務の繁閑に合わせて毎日1時間以上、1カ月単位(月20時間以上)で発注できる。

 セキュリティが必要ない場合は、テレワーカーへの発注はFAXやメールで可能。またセキュリティが必要な場合は、テレワーカーがリモートアクセスソリューション「マジックコネクトNDL」を用いて、社内のPC/サーバーへリモートデスクトップ接続し、その環境で作業する仕組みを用意した。

 この場合、テレワーカーは社内のPC使用業務のすべてを実施できるものの、ファイルを転送できないため、情報ファイルが社外に流出することはないという。また、テレワーカーが作業中のファイルは、社内からいつでも閲覧でき、進ちょく状況、生産性の把握が可能になっている。

 さらに発注元の企業が社内にPC/サーバーを用意できない場合でも、両社が作業用の仮想デスクトップサーバーを提供しており、ここに作業してもらいたいファイルをアップロードすれば、セキュリティが確保された状態でテレワーカーが作業を行えるとのこと。

 なおNTT-ITのWeb会議「ミーティングプラザ」により、テレワーカーの映像を常時Webカメラで撮影することで、作業している様子を確認可能なほか、映像を録画することにより、テレワーカーの作業状況を後から確認できるようにしている。

 月額使用料は、例として1カ月あたり20時間の場合で3万6000円から。マジックコネクトの利用料金は別途必要になる。

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