クオリティソフト、端末セキュリティ管理クラウドでiOSもサポート


 クオリティソフト株式会社は13日、PC・スマートデバイスのセキュリティ維持・管理ソフトの新版「ISM CloudOne Ver.4.1i」を発表した。発売は2月末。参考価格は、クラウド版が月額700円(税別)/クライアント、パッケージ版が100クライアントで120万円(同)、500クライアントで450万円(同)。

 ISM CloudOneは、PCやスマートデバイスを統合管理する製品。コンソールやクライアントが日本語・英語・中国語に対応するのが特徴。中国で利用するAndroid端末も独自の通信接続により政府によるインターネット接続の規制を受けないという。また、設定したセキュリティポリシーをグループ企業全体に適用できるため、グループ企業を数多く持つ企業も利用しやすいシステムになっている。

 新版では、PC/Androidに加え、iOS 4.0以降に対応した。iOS端末に対して利用できる機能は、端末情報の収集と台帳化、App Store購入制御、YouTube使用制御、紛失時の情報保護(遠隔ロック・パスワードクリア・データ消去など)、カメラ起動制御、海外にある端末の管理。

 一方、従来のAndroid向けとしては、端末情報の収集と台帳化、アプリ起動制御、Wi-Fi・VPN接続ポリシーをリモートで一括設定、脆弱性のある端末の検出とレポート、端末所有者情報レポート、紛失時の情報保護(遠隔ロック・パスワードクリア・データ消去など)、海外にある端末の管理といった機能が利用できる。

 販売はISM CloudOneサービスプロバイダや販売パートナーを通じて行う。パートナーには、アイネット、NRIセキュア、NTTネオメイト、大塚商会、オリックス・レンテック、キヤノンITS、サイバネットシステム、スターネット、ソニービジネスソリューション、ソフトバンクBB、東芝情報システム、ネットワールド、日立システムズ、日立ソリューションズ、ミツイワが名を連ねる。販売目標は、初年度3万社、8億4000万円。

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