Oracleが「Solaris 11」を発表、11月提供予定


 米Oracleは4日(米国時間)、サンフランシスコで開催の「Oracle OpenWorld」において、11月に提供予定の次期OS「Oracle Solaris 11」を発表した。Sun Microsystemsが2004年に「Solaris 10」を発表して以来7年ぶりで、OracleがSunを買収してから初めてのメジャーリリースとなる。

 「Oracle Solaris 11」は、SPARCおよびx86システムに対応するエンタープライズ向けOS。Oracleでは、Solaris 11はクラウド向けに設計されたOSで、安全で柔軟な仮想化サービスを提供することにより、大規模なクラウド環境でのセキュアで迅速なサービス展開を可能にするとしている。

 また、メモリ管理の最適化、I/Oの強化、統合リソースの管理、暗号処理のオフロードなどにより、Oracleのデータベース製品やミドルウェア製品、Javaベースのアプリケーションなどが、パフォーマンス、可用性、セキュリティ、管理製の面で向上するとアピール。既に、金融サービスや通信、公共部門など、さまざまな業界の600以上の顧客がSolaris 11の早期バージョンを実環境で展開しているという。

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(三柳 英樹)
2011/10/7 15:52