「ホワイトクラウド VMware vCloud Datacenter Service」を提供
ソフトバンクテレコム株式会社(SBテレコム)は29日、「ホワイトクラウド VMware vCloud Datacenter Service」の提供を開始した。
国内初の「VMware vCloud Datacenter Service」認定サービスプロバイダとして正式に開始するクラウドプラットフォームサービス。VMwareのクラウド技術をベースに、インフラ基盤の拡張をクラウドならではの柔軟性・拡張性で対応し、高セキュリティな環境で構築・運用するため、負荷の増減が激しいシステムの基盤として最適という。
VMware vSphereで構築された環境を、「Basic vDC:従量時間課金」「Committed vDC:リソースプール課金」のうち、利用用途に応じた料金体系で利用可能。
「Basic vDC:従量時間課金」の基本サービスでは、仮想サーバー単位に設定した分のみを課金する。仮想サーバーはCPU・メモリ・ストレージのスペックを自由に設定でき、利用したスペック・時間に応じた価格となる。初期費用は無料。
価格は、仮想サーバーごとに、1vCPUで5.775円、1GBメモリで6.3円、1GBストレージ(標準)で0.141円、1GBストレージ(バックアップ有)で0.351円。
「Committed vDC:リソースプール課金」の基本サービスでは、各リソースをある一定量確保し、月額料金で提供する。契約の範囲内で、仮想サーバーの新規作成、サイズ変更、仮想ネットワークの構築などを自由に行えるため、都度の申込手続きが不要となり、システム構築の時間短縮が図れるとする。
価格は、CPU:10GHz、メモリ:20GB、ストレージ:400GBの「small-1」の場合で、月額12万6000円から。初期費用が1万500円。
いずれにおいても専用の管理サイト「セルフサービスポータル」が提供される。負荷に合わせて柔軟にリソースを設定できるため、季節変動や予測できないビジネス状況に応じて柔軟で迅速なリソース確保が可能となる。
自社内のオンプレミス環境を移行する場合は、従来システムが保有する複数の仮想サーバー構成情報をOVF(Open Virtualization Format)ファイル形式で管理できるため、短期間で実現できるという。
オプションサービスとして「ロードバランサ」「Windowsライセンス」「アドバンスドモニタリング」や、共有型インターネットサービス・占有型インターネットサービス・閉域接続サービスなどの各種ネットワークオプションサービスを用意する。