日本IBMがミッドレンジストレージ「Storwize V7000」を強化、管理可能な物理容量を4倍に


 日本アイ・ビー・エム株式会社(日本IBM)は19日、ミッドレンジのディスクストレージ製品「IBM Storwize V7000」の機能を強化すると発表した。同製品上で動作する制御ソフトの新版「IBM Storwize V7000 v6.2」を導入すると、管理可能な最大容量が、従来の4倍にあたる32PBまで拡張される。

 Storwize V7000は、使用頻度に応じてデータを階層間で自動再配置する自動階層管理「Easy Tier」や、他社製品を含めたストレージ仮想化など、ハイエンドストレージで提供されてきた機能を備えているミッドレンジSANストレージ。今回は、このストレージ上で動作する制御ソフトをバージョンアップし、管理できるストレージ容量(物理容量)を、32PBまで拡大している。

 また新版では、2台のStorwize V7000を並列接続し、1台のストレージに見立てるクラスタ構成をサポートした。このクラスタ構成では、サーバーと接続するポート数も2倍になるため、可用性の向上とあわせて、サーバーからのアクセス速度も向上するとのこと。

 新版を搭載したIBM Storwize V7000は、最小構成価格が607万5000円から。出荷は6月10日より開始される。

 なお今回は、10Gigabit Ethernetを利用したiSCSIに対応した、Storwize V7000の新モデルも同時に発表されている。

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