salesforce.com、無償版「Chatter」の提供範囲を拡大
米salesforce.comは1月31日(米国時間)、企業向けソーシャルアプリケーション「Chatter.com」の提供を開始したと発表した。日本国内の企業向けにもすでに提供が開始されており、企業のメールアドレスを持つユーザーであれば、会社単位で無償利用可能とのこと。メールアドレスを登録する手続きのみで開始できるという。
Chatter.comは、プロファイル、ステータスの更新、リアルタイムフィードなど、FacebookやTwitterなどのサービスで一般化したソーシャル機能を搭載。ユーザーがドキュメント、人、グループを“フォロー”することによって、組織間の壁をなくし、部門を横断したコミュニケーションを実現できる。
同社によれば、例えば、社内の専門家への問い合わせ、離れた場所にいる従業員とのコラボレーション、大容量ファイルの容易な共有、機密性のある案件の協議、重要な情報の部内での共有などが可能になるとのことで、これによって、企業と従業員の生産性が飛躍的に向上するとアピールしている。
なお、「Salesforce CRM」および「Force.com」を有償利用中の企業向けには、無償の「Chatter Free」がすでに提供されているが、Chatter.comはSalesforce CRMなどの利用が前提ではないため、これらのアプリケーションとの連携機能がないなど、一部機能に制限がある。
また有償ライセンス「Chatter Plus」も継続して提供され、こちらは1ユーザーあたり1500円(税別)/月で利用できる。