日本IBM、クラウド環境向けのセキュリティコンサルサービス
日本アイ・ビー・エム株式会社(日本IBM)は25日、クラウド・コンピューティング環境でのセキュリティの課題解決を支援するため、2つのコンサルティングサービスを提供すると発表した。クラウド環境の利用を検討している、あるいは既に利用している企業や、クラウドサービスを提供しているサービス事業者を主な対象として、11月1日からの提供開始を予定する。
新たに提供されるのは、「IBM クラウド・セキュリティー・ロードマップ策定サービス」と「IBM クラウド・セキュリティー・アセスメント・サービス」の2つ。
このうち前者では、日本IBMのセキュリティ専門家が顧客企業に出向き、ヒアリングやディスカッションを通じて、クラウドセキュリティに対する理解を深めるとともに、顧客のクラウド戦略に即した、セキュリティ対策のロードマップを作成する。また、顧客が自身でクラウド環境を構築する場合の、優先して対応すべきセキュリティ事項を提示するほか、外部のクラウドサービスを利用する際に確認すべきセキュリティ要件も、合わせてアドバイスするという。
一方の「IBM クラウド・セキュリティー・アセスメント・サービス」は、既にクラウド環境を利用する顧客や、クラウドサービスを提供中の事業者に対して提供するサービス。日本IBM独自の方法論やツールを活用して、現状のセキュリティ管理や技術的対策の状況と、業界のベストプラクティスと照らし合わせ、総合的な評価を行う。また、発見されたギャップに対し、具体的な改善策を提言するとのこと。
価格は両サービスとも個別見積もりだが、参考価格は、「IBM クラウド・セキュリティー・ロードマップ策定サービス」は250万円程度から、「IBM クラウド・セキュリティー・アセスメント・サービス」は350万円程度からになる。