NTT Com、国内外で同一レベルを提供可能なマネージドセキュリティサービス
NTTコミュニケーションズ株式会社(NTT Com)は、ICTサービス「BizCITY」において、マネージドセキュリティーサービス「Bizセキュリティグローバルマネジメント」を10月1日より提供する。
「Bizセキュリティグローバルマネジメント」は、セキュリティ専門組織の「セキュリティオペレーションセンタ(SOC)」が、顧客システムのセキュリティをリアルタイムに保護するサービス。NTT Comでは、欧米で実績のあるIntegralisとの資本提携を行っており、両社の長所を融合することで、国内外で同一のセキュリティレベルを提供できるという。
利用にあたっては、顧客のシステムにセキュリティ機器を導入し、セキュリティ脅威からのシステム保護やインシデント発生時のサポートをNTT Comが実施する。また、顧客システムのインシデント発生状況を独自のエンジンで集計し、その結果に基づいて、顧客ごとのカスタマポータル機能においてレポートを提供するとのこと。なお、SOCは日本語、英語に加えて、ドイツ後、フランス語、中国語、スウェーデン語に対応するほか、10カ国22拠点、300名を超えるセキュリティの専門家が各国に配置され、グローバルでの均一レベルのセキュリティ統制を支援する。
具体的なメニューとしては、まず、ネットワーク内の不正な動作を検知するとともに、危険度の高い不正アクセス、ワームによる通信をブロックする「マネージドIPS/IDS」を用意。2010年第3四半期からは「マネージドFirewall」を、2011年第1四半期からは「マネージドUTM」を提供する。
また、「Bizホスティング エンタープライズ」などNTT Comのデータセンターサービスを利用している顧客向けには、マネージドセキュリティサービスとデータセンターサービスのワンストップ提供も可能。「Bizセキュリティ脆弱性マネジメント」や「脆弱性診断」などのサービスと組み合わせることにより、さらなるセキュリティ対策強化を図ることもできるとしている。
顧客の拠点に1台のIPS機器を導入し運用監視した場合、初期費用が109万円/台、月額費用が15万8000円/台。初期費用には、設計・構築費用とセキュリティ監視ポリシー設定費用が、月額費用には、サポートセンタ(24時間365日)、カスタマポータルによる情報提供(レポート)、セキュリティ機器の監視(正常性・可用性)、依頼に基づく設定変更作業などが含まれている。