米salesforce.comの2011年度第2四半期決算は増収減益、通期売上予測を上方修正


 米salesforce.comは19日、2011年度第2四半期(2010年5月~7月)の業績、および決算を発表した。

 それによると、純利益は前年同期比35%減の1470万ドル(1株あたり11セント)と減少しているが、売り上げが前年同期比25%増の3億9400万ドルと過去最高を記録。この四半期において新規導入企業数を5100社し、導入企業総数は、前年比30%増の8万2400社となるなど、引き続き新規顧客の獲得が順調という。

 salesforce.comでは、この結果を受け、第1四半期の決算発表時には、15億4500万ドル~15億5500万ドルとされていた2011年度の売上ガイダンス(会社側予想)を、15億9500万ドル~16億ドルに上方修正した。2011年度第3四半期については、4億800万ドル~4億1000万ドルと予想している。

 なお、同社の会長兼CEO、マーク・ベニオフ氏は「本会計年度の売上ガイダンスを上方修正することができ、非常にうれしく思っている。当四半期の売り上げの増加と全世界での新規顧客の増加は、売上ガイダンスの上方修正を行ううえで大いに自信となった」とコメントしている。

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(石井 一志)
2010/8/20 11:57