NTTPC、プライベートクラウド環境を提供する「仮想環境構築サービス」
株式会社NTTPCコミュニケーションズ(NTTPC)は28日、ハウジングサービス「WebARENA Symphony」において、プライベートクラウド環境を構築できる「仮想環境構築サービス」を発表した。長年、仮想化技術のサービスを提供してきたNTTPCのノウハウを生かし、導入から運用、管理・保守までのサービスをワンストップで提供する。
「仮想環境構築サービス」では、NTTPCの高信頼データセンター内に、特定の企業専用のサーバーを用意し、その中に複数の仮想環境を構築する。これによって、顧客のサーバー集約と、サーバーリソースの有効活用を実現するため、ITコストの削減が可能になるほか、他の企業とサーバーを共有しないことから、セキュリティやコンプライアンス対応を行いながら、仮想環境を柔軟に利用できるという。
また、NTTPCの技術者が導入コンサルティングを実施する点も特徴で、サイジング、マイグレーション、検証環境の提供、P2V(物理から仮想)あるいはV2V(仮想から仮想)のデータ移行といったサポートを提供するとのこと。監視・保守についても、24時間365日の体制で提供する。
最小構成では、CPU4コア、メモリ容量30GB、HDD容量900GBを提供し、それぞれ、最大12コア、108GB、1.8TBまでの拡張に対応。ネットワーク接続も、インターネット接続やVPN接続など、多数のメニューを用意した。
価格は、最小構成の場合で、初期費用が34万2300円から、月額費用が8万5050円から。なお、NTTPCでは、ISPとしての機器調達を行うだけでなく、キャリアの顧客に対しても機器納入を実施していることから、その調達力を生かしたコスト低減が図れ、安価なサービス提供が可能になったとしている。