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CTCSP、リアルタイム動線分析と棚前行動分析でプロモーションやセキュリティ対策を支援

 シーティーシー・エスピー株式会社(以下、CTCSP)は27日、スプリームシステム株式会社と販売代理店契約を締結し、同社のリアルタイム動線分析ツール「Moptar(モプター)」、棚前行動分析ツール「Reach」を同日より提供開始すると発表した。

 新たに取り扱う製品のうちMoptarは、赤外線レーザーセンサーにより人の動きを検知するリアルタイム動線分析ツール。専用タグなどの機器を使用しなくとも、特定空間における人間の回遊状況や振る舞い、興味関心度といった不可視情報をデータとして取得し、分析できる。また、ひとりひとりを識別し動線として追跡可能なため、個々人に対するリアルタイムのアクションを行えるとのこと。現在、オフィスビルの不正入退室検知や、製造工場の危険行動検知・ヒヤリハット防止などにも応用されているという。

Moptarの動線データ取得イメージとリアルタイム分析例。右上図のクロス集計では、軸と集計値をユーザーが自由に設定して集計可能。右下図のように、売り場ごとの顧客の振る舞いをリアルタイムにモニターし、異常値が出た場合はアラート通知を挙げるなど従業員のオペレーションを支援することもできる

 一方のReachは、特定の棚に手を伸ばした回数、手を伸ばした棚段など、棚前での手の動きをデータ化できる、棚前行動分析ツール。棚への立ち寄りや手を伸ばす割合を算出することで、棚替えや商品陳列の改善を支援する。またMoptarとの連携により、ひとりひとりの動線と動作をひもづけた分析、アクションが可能になるとした。

 CTCSPは、両製品の提供に加え、他システムとのデータ連携・データ加工やデータクレンジング、さらには人物特定を行うビーコンなど、補完ソリューションとの連携も支援も含めて展開する考え。3年間で50社への導入を目指している。