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さくらインターネット、大規模売上データを瞬時に処理する高速分析サービス「さくらのセールスアナリシス」

 さくらインターネット株式会社は6日、株式会社アストロ数理ホールディングス(以下、アストロ数理)と協業し、大規模売上データを瞬時に処理する高速分析サービス「さくらのセールスアナリシス powered by アストロ数理ホールディングス(以下、さくらのセールスアナリシス)」の提供を開始した。また、同サービスを4月30日まで無料で利用できるキャンペーンを実施する。

 さくらのセールスアナリシスは、店舗やPOSからリアルタイムで集計するレシートなどの売上情報を、オンメモリーデータベースで高速に分析するBIサービス。1億レコードを約1秒で解析処理する実績をもつ分析基盤により、分析処理時間を削減する。

「さくらのセールスアナリシス powered by アストロ数理ホールディングス」

 分析エンジンには、アストロ数理が開発した純国産のオンメモリデータベースシステム「Core Saver」を採用。Core Saverは、大量データの高速処理が求められる証券取引所や大手アパレルチェーンなど幅広い業態への導入実績があり、これを基盤とした売上分析に特化したサービスとして提供する。より詳細なデータ分析、独自の顧客管理や基幹システムの導入などについては、アストロ数理にて開発が可能。

 サービスの最低月額利用料金は、レコード数上限が1000万レコードのプランで2万円(税込)。4月30日までのキャンペーンでは、1000万レコードプランを無料で利用できる。1000万レコードを超える料金プランと、分析データをグラフで可視化できるダッシュボード機能を5月に追加する予定。

 さくらインターネットでは、他社との協業によりサービス提供を行う「さくらのXaaS(X as a Service)」の取り組みを推進しており、今後もこうした協業ビジネスを拡大し、インフラサービスだけではなし得ない新しい顧客層の獲得を目指すとしている。

「ダッシュボード機能」(開発中の画面)