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エレコム、教育現場での利用に適した11ac対応無線LANアクセスポイント「WAB-M2133」

「WAB-M2133」

 エレコム株式会社は、端末ごとの通信を均一化する機能などを備える、教育現場に適した法人向け11ac対応無線LANアクセスポイント「WAB-M2133」を近日発売すると発表した。価格(税別)は4万9800円。

 WAB-M2133は、タブレット導入の進む学校での、1人1台のICT教育において適切な通信環境を実現する製品。端末ごとの通信状況を均一化する「平等通信機能」を搭載し、複数端末の同時利用による動画再生やデータダウンロードにおいて、生徒ごとに通信処理がばらつくことで生じる待ち時間を軽減する。

 無線LANは、5GHz帯(IEEE 802.11ac/a/n)では理論値最大1733Mbps、2.4GHz帯(IEEE 802.11b/g/n)では理論値最大400Mbpsの通信に対応。複数の端末のデータを同時に送信できるMU-MIMO機能を搭載し、端末側がMU-MIMO対応であれば、最大3台と同時通信・処理が可能。集中して電波を送信する「ビームフォーミング」機能により、対応する端末では、離れた場所でも快適な通信が行える。

 高感度で大型の外付けアンテナ(4×4)を搭載し、最大250台(5GHz:200台、2.4GHz:50台)の端末と同時接続が可能で、講堂・会議室などでの利用時に、アクセスが集中しても安定した通信が行える。

 LANケーブルを使って電気を供給できるPoE受電(IEEE 802.3at)に対応し、電源の確保が困難な場所などにも設置が可能。設置方法についても、マグネットや壁掛け・天井設置用金具が標準で付属し、スチール面や壁面・天井面などさまざまな場所に設置できる。また、学校や公衆でのいたずらや破損を防ぐセキュリティカバーが付属し、夏場の学校や工場など、高温になりやすい環境でも使用可能な耐熱50℃対応となっている。

 複数のSSIDを提供する「マルチSSID機能」や、アクセス許可をもつユーザーだけがネットワークに接続できる「IEEE 802.1X認証」、来客へのネットワーク提供を簡単かつセキュアに実現する「ゲストWi-Fi機能」に対応。大規模災害時に誰でも簡単に無線接続を可能にする災害用統一SSID「00000JAPAN」にも対応し、手持ちのスマホやタブレット、PCへの通信環境を提供できる。

 標準3年のセンドバック補償に加え、ユーザー登録をすることで保証期間をさらに2年延長可能)。複数台の無線アクセスポイントを集中管理できるソフトウェア「WAB-MAT」にも対応予定(2017年7月末予定)。

 本体サイズは183.3×183.3×32.6mm、セキュリティカバーは199.0×252.3×33.6mm(ともに突起部含まず)。重量は約460g(本体のみ)、約1040g(セキュリティカバー・セキュリティカバー設置用金具含む)。