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NEC、中国DHCとSDN事業で協業 SDN対応製品を中国市場に向けて拡販

 日本電気株式会社(以下、NEC)は30日、ソフトウェア開発・提供事業を行っている中国企業の大連華信計算機技術有限公司(以下、DHC)と、中国におけるSDN事業で協業すると発表した。

 今回の協業では、DHCのデータセンターに対してNECのSDN対応製品「UNIVERGE PFシリーズ」のコントローラ4台、スイッチ4台を導入。DHCはこれらを利用して、SDNを導入したクラウドサービスを4月1日より中国で提供開始する。

 SDN技術を利用することにより、ネットワークをソフトウェアで制御できるため、ネットワークの設定変更を迅速に行える点がメリット。さらに、ネットワークの監視・運用を自動化でき、運用費用の削減にも貢献するとした。

 また両社では、DHCの顧客基盤や技術力、NECのSDNに関するノウハウを連携する目的で、「DHC-NEC SDN連合イノベーションセンター」を設立した。このセンターでは両社の強みを生かし、顧客に合わせたSDNの設計や構築、運用管理、保守などをトータルに支援するとのことで、両社は同センターを活用し、SDN対応製品を中国市場に向けて拡販するとしている。