ニュース

キヤノンITS、汎用データフォーマット変換ソフト「EDI-Master TRAN for ANYs」最新版

 キヤノンITソリューションズ株式会社(以下、キヤノンITS)は、汎用データフォーマット変換ソフトウェア「EDI-Master TRAN for ANYs」の新バージョンを4月3日に発売する。

 「EDI-Master TRAN for ANYs」は、企業間で交換されるEDIデータを社内システムに連携させるためのフォーマット変換や、社内外の異なるシステムやアプリケーション間のデータ連携を実現するソフトウェア。CSV、テキストファイル、データベースなどさまざまなフォーマットを相互変換でき、EDIにおける取引先とのデータ変換や自社システム間でのデータ連携に用いることで、システム連携時のインターフェイス改修を最小限に抑えられる。フォーマット変換に加え、文字コード変換や四則演算、データ置換、丸めなどの特殊処理も標準で搭載する。

 新バージョンでは、ユーザーインターフェイスを刷新し、ユーザーから要望の多かった機能を重点に機能強化を実施。変換設定作成では、「ウィザード」によるテンプレート作成と、「ループマッピング」による直感的なマッピング操作を可能にした。また、変換設定では、「外部データ貼付け」機能を追加し、手入力作業をすることなく手持ちのレイアウト資料(Excel)から項目の貼り付けが可能になった。これらにより、前バージョンと比較して設定時間を最大3分の1に短縮できるとしている。

 製品の価格(税別)は30万円、年間保守サービスパック(1年)は4万5000円。キヤノンITSでは、今回のバージョンアップによりEDIシステム連携だけでなく、SIerおよび情報システム部門で利用するフォーマット変換ツールとしての活用を推進していき、「EDI-Master」を中核とするEDIソリューション関連事業で、2020年までに年間売上高25億円を目指す。