3ステップでクラウドへの容易な移行を実現、MKIがイスラエル製マイグレーションツールを販売

　三井情報株式会社（以下、MKI）は17日、イスラエルCloudEndureと国内で初めて販売代理店契約を締結し、同社のライブマイグレーションツール「CloudEndure」の販売開始したと発表した。

　CloudEndureは、管理コンソールでの情報登録、移行元サーバーへのエージェント導入、移行後の切り替え、といったシンプルな3ステップのプロセスで、専門知識がなくてもクラウドへの移行が可能なマイグレーションツール。Amazon Web Services（以下、AWS）のマイグレーションパートナー認定やマイグレーションコンピテンシーを取得しており、海外ではすでに高い評価を得ているという。

　移行作業が容易なことに加えて、非同期転送により継続的に同期用環境を更新するため、切替に伴うシステム停止期間が短縮可能な点も特徴。複数サーバーデータの並列移行を一括管理できるので、作業量や工数も低減できる。

　さらにライブマイグレーションに加え、非同期機能を活用することで、災害時などに備えるバックアップシステムとしても利用でき、RPOとRTOをほぼゼロにするディザスタリカバリ（DR）を実現するとした。

　なおMKIでは、販売開始に先立ち2015年より技術検証を進めており、一部顧客向けにトライアル導入を実施したところ、国内でも高い評価を得ているとのこと。

　価格は、25ライセンスが255万円から。クラウドサービスを提供している代理店やエンドユーザーに対して販売を進め、3年間で4億円の売上を目指すとしている。