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日本IBM、三菱東京UFJ銀行およびChance地銀共同化行と「フィンテック共同研究会」を立ち上げ

 日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)は22日、株式会社三菱東京UFJ銀行およびChance地銀共同化行(株式会社常陽銀行、株式会社百十四銀行、株式会社十六銀行、株式会社南都銀行、株式会社山口フィナンシャルグループ)とともに、フィンテック技術やサービスを活用した金融サービス実現のため、「フィンテック共同研究会(以下、Chance FinTech Lab)」を立ち上げたと発表した。

 Chance地銀共同化行は、三菱東京UFJ銀行の勘定系、情報計などの基幹システムを基に構築した「Chance地銀共同化システム」を共同利用する地銀の広域連携。これまでも共同でフィンテックを活用した顧客の利便性向上への取り組みを進めてきたが、さらに三菱東京UFJ銀行および日本IBMと連携した。

共同研究会のスキーム

 Chance FinTech Labでは、Chance地銀共同化行のネットワーク、三菱東京UFJ銀行の先進的取り組みによる知見、日本IBMの有する最新技術・リソースを相互に提供し合い、実証中心の取組みによる新たな金融サービスへの対応力を一層強化していくと説明。

 顧客へのサービス向上、営業力向上に資するAI活用の実証、ブロックチェーン、API連携、生体認証を活用した関連サービスの研究、実証をテーマに、Chance地銀共同化行が抱える課題の解決と新たな金融サービスへのフィンテック活用、フィンテック関連サービスの共同実証実験と共同導入検討、外部専門家を活用したフィンテック最新動向と関連サービスの共同研究、地域活性化の観点による各行地元IT企業との連携、活用検討などの活動を行っていくとしている。