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三菱電機インフォメーションネットワーク、プライベートクラウド「Value Platform on Demand」をリニューアル

 三菱電機インフォメーションネットワーク株式会社(以下、MIND)は8日、プライベートクラウドサービス「Value Platform on Demand」をリニューアルし、新たなサービスメニューの販売を開始した。

 新サービスメニューでは、サーバーやネットワーク、ストレージなど、データセンターのITリソースの仮想化コンセプトである「SDDC(Software Defined Data Center)」化により、柔軟性と俊敏性を強化。顧客に対して利便性の高いプライベートクラウドを提供する。

「Value Platform on Demand」サービス構成イメージ

 サービスでは、米VMwareのネットワーク仮想化製品「VMwareNSX」を採用。ネットワークの仮想化により、追加されたファイアウォールやVPN接続機能を組み合わせて、クラウド環境内におけるネットワーク設計を、ユーザーが簡単にかつ柔軟に行えるようになった。

 また、米Dell EMCのストレージ仮想化製品「ViPR」も採用。ストレージの仮想化により、さまざまなスペックのストレージ(Flash/SAS/SATAなど)がプール化され、性能要件に応じて追加・変更をスピーディーかつシステム無停止で行えるようになった。

 さらに、24時間365日体制のSOC(Security Operation Center)運用を適用した、新たなインターネット接続メニューを提供。IP-Sec VPN接続オプションの追加により、新たなVPN接続メニューを提供し、顧客は高強度なセキュリティーを担保するサービスを利用できる。

 2017年1月には、仮想サーバー構築や各種リソースの設定変更が可能なポータルサイトを新たに提供。新ポータルサイトは、設定変更などのリードタイムを短縮でき、必要な時に即時対応が可能。リソース負荷状況、サービスメンテナンス情報、今後のサービス拡充予定など、各種情報をリアルタイムに通知することで、顧客はこれら各種情報をリアルタイムに把握でき、システムの安定稼働を実現できるとしている。

 Value Platform on Demandのサービスメニューと標準価格は、仮想プライベートサーバープランが月額5万円から、ベアメタルサーバープランが月額3万円から。MINDでは5年間の50億円の販売を目標とする。