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富士通、実機を用いたIoTシステムの検証環境を公開

IoTのサポートサービスも提供

IoTの検証環境とサポートサービスを提供

 富士通株式会社は28日、富士通やパートナー企業のIoT関連製品・サービスを組み合わせたIoTシステムの検証環境を、東京・浜松町の「FUJITSU Digital Transformation Center(以下、DTC)」に整備したと発表した。

 DTC内に、富士通のIoTデータ活用基盤サービス「FUJITSU Cloud Service IoT Platform(以下、IoT Platform)」や、さまざまなセンサーデバイスなどを含むセンシングパッケージ「FUJITSU IoT Solution UBIQUITOUSWARE」、IoT Platformとの安定した接続性が確認された「IoT Platform Ready Program」認定を受けたパートナー企業のセンサーデバイスを利用して構築されたIoTシステムの検証環境を無償で提供する。

 この環境を活用することで、IoT向けアプリケーションを開発する企業などが、クラウド環境やネットワーク環境、センサーデバイスを自ら用意することなく、実機を用いた試作システムの接続検証を実施できる。センサーデバイスからアプリケーションまで、トータルIoTソリューションの開発・導入を迅速に行うことが可能となる。

IoT検証環境のイメージ

 また、IoTシステムに関するコンサルティングやシステム設計・構築支援、システム運用支援などを提供する「FUJITSU IoT Solution IoTビジネスサポートサービス」の提供も開始。マルチベンダーのIoTシステムの企画から、試作システムによる検証、実際のシステムの設計・構築・運用までのプロセスを一貫して支援する。価格は個別見積もり。富士通では2018年度末までに累計300社への販売を目指す。

「IoTビジネスサポートサービス」のイメージ