【Interop Tokyo 2010】
NTT Com、クラウドサービス「BizCITY」をアピール


NTT Comの展示ブースでは、クラウドサービス「BizCITY」をアピール

 「Interop Tokyo 2010」の展示会場内でひときわ大きなブースを構えているNTTコミュニケーションズ株式会社(NTT Com)では、クラウドサービス「BizCITY」を全面的にアピールしている。

 「BizCITY」は、仮想ホスティングサービスの「Bizホスティング ベーシック」や、メールサービス「Bizメール」など、NTT Comが提供する各種クラウドサービスの統一ブランド。

 ブース内で最も来場者の関心を集めているのは、基本となる仮想ホスティングサービスの「BizCITYホスティング」。仮想サーバー1台あたり月額7350円(メモリ1GB、ディスク100GB)からの利用が可能で、既存のサーバー群を必要に応じて仮想ホスティングに置き換えていくことで、コスト削減と運用負荷低減を同時に実現できる点をアピールしている。

BizホスティングベーシックBizCITYで提供する各種サービス

 また、NTT Comが独自に開発したWebメールサービス「Bizメール」や、ストレージサービス「Bizストレージ」のほか、「Salesforce.com」などが提供する各種サービスも用意。顧客の要望に応じて、必要なサービスを組み合わせて提供する。

 さらに、通信キャリアであるNTT Comの強みを生かし、インターネットVPNやMVNOによるモバイル回線など、通信環境もワンストップサービスとして提供。仮想デスクトップ環境の「Bizデスクトップ」や、セキュリティサービス「Bizセキュリティ」なども提供していく。

 展示ブースでは、Android携帯電話から仮想デスクトップやIP電話などBizCITYの各種サービスを利用できる「ビジネス スマートフォン」も参考展示されており、来場者の関心を集めている。現状では、IP電話サービスは3G回線経由では遅延が大きいなどの問題があるものの、顧客のニーズに応じて2010年にはサービスの提供開始を目指したいとした。

仮想デスクトップサービス「Bizデスクトップ」Android携帯から仮想デスクトップが利用できるサービスも参考展示
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(三柳 英樹)
2010/6/9 13:34