アイ・ピー・エス、SAP社「サブスクリプション・ベースド・ホスティング」によるクラウドサービスを提供

IPS、NTTデータウェーブとSAPが「サブスクリプション・ベースド・ホスティング」によるクラウドサービス提供を日本市場向けに本格的提供開始致しました事をお知らせ致します。

Tokyo－2010年9月20日・株式会社アイ・ピー・エス（本社：神戸市中央区、資本金：2億5,525万円、代表取締役社長：渡辺寛、以下、IPS）、SAPジャパン株式会社（本社：東京都千代田区、資本金：36億円、代表取締役社長：ギャレット・イルグ、以下SAP ERPパッケージ「SAP Business All-in-One」をベースにしたクラウドサービス提供について、ライツ・アドバンスト・テクノロジー株式会社（本社：東京都多摩市、資本金：4億5千万円、代表取締役社長：寺田 育道）と日本初契約を締結したことを発表します。サービスの提供開始時期は2011年4月を予定しております。

ライツ・アドバンスト・テクノロジー株式会社は鳥取市および中国蘇州市に製造拠点を有し、液晶パネル用バックライトはじめLED関連製品を液晶パネルメーカー等に販売しています。本年7月にMBOファンドの出資を得て数年後の株式公開を目標に掲げています。今回は、国内外拠点の経営データを統合し、業務効率性の向上、リアルタイムでの業績把握をはかる一方、初期投資を抑えて早期に経営の透明性を高めるとともにメンテナンスコストも軽減させたい、というニーズがありました。

SAPでは、中小の企業（年商300億円以下／最大ユーザー数100人）を対象にしたSAP ERPの新しい提供モデルとして「サブスクリプション・ベースド・ホスティング」（いわゆるクラウド型のサービス提供）を提供開始しています。これは従来のようにSAP ERPを“購入して使う”のではなく、“月額制サービスとして利用する”ためのソリューションであり、ユーザーに対する実際のサービス提供はSAPの認定パートナーが担う仕組みとなっています。

SAPのパートナーであるIPSは、こうしたスキームに基づきSAP Best Practicesに独自開発のソリューションを付加した「EasyOne」を開発し、今年10月からクラウド型サービスとしての提供も開始しました。「EasyOne」はいわゆる「テンプレート」ではなくSAP社ERPを開発基盤としたIPSの独自パッケージであり、SAPパートナー専業のIPSのノウハウを集大成し、開発規模＝約500人月、約100種類の業務プロセスと約300の業務機能を網羅的に標準サポート、SAPを『誰でも使える』ための補完機能についても実装しています。また、「EasyOne Business Analyzer」：BIツールではなく、基幹業務全体のドリルダウンレポートを実装したコンテンツ製品、「EasyOne BusinessNavigater」：顧客対応等の業務シーンにおいて、ユーザーをナビゲートするコンテンツ製品を標準実装していることも最大の特徴と言えます。

同じくSAPのパートナーである株式会社NTTデータウェーブ（本社：東京都渋谷区、資本金1億円、代表取締役社長 山口　透）は、厳しい運用要件を求められる大手企業に対してSAPシステムのホスティングサービスを提供しており、これらで培った技術をもとに、信頼性の高いクラウド基盤を中堅中小企業様向けに提供します。

IPSは、SAPのサブスクリプション・ベースド・ホスティング日本第1号顧客としてライツ・アドバンスト・テクノロジー株式会社との「EasyOne」のサービス提供の契約を締結、2011年4月からのサービス提供開始に向け、NTTデータウェーブとともに具体的な準備段階に入っています。

両社は、日本の企業向けに約13年間SAPビジネスにおける協業を推進して参りましたが、「サブスクリプション・ベースド・ホスティング」によるクラウドサービス提供につきましても、より一層の協業を深めて参ります。

【本リリースに関する問い合わせ】
株式会社アイ・ピー・エス
神戸本社
〒650-0044 兵庫県神戸市中央区東川崎町1-3-3
神戸ハーバーランドセンタービル20階
東京営業所
〒100-0011 東京都千代田区内幸町2-2-2 富国生命ビル17階
URL：http://ips.ne.jp/ E-Mail：cloud@ ips.ne.jp

[付帯情報]下記URLよりご覧になれます。
・株式会社アイ・ピー・エス
http://www.news2u.net/releases/78075/items/102/