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dit、小規模ネットワーク用のレコーダアプライアンス「Savvius Insight」

 株式会社ディアイティ(dit)は、末端ネットワークの監視に適した米Savviusのネットワークレコーダ「Savvius Insight」を、2016年2月15日より販売開始すると発表した。さまざまな接続形態に対応したリアルタイム解析機能を要するネットワーク管理、トラブルシューティング、サイバーセキュリティなどの領域で利用できるとのこと。予定価格は49万8000円(税別)。

Savvius Insight

 「Savvius Insight」は、支店や支所などの小規模ネットワーク、あるいはLANセグメントでパケットレベルのキャプチャを可能としたネットワークレコーダ。100Mbpsクラスのネットワーク利用環境でのモニタリングを想定したハードウェアスペックに最適化し、導入しやすい低価格を実現したという。

 ネットワークのエンドポイントに近い領域で利用できるよう、小型筐体にキャプチャポートとブリッジポートを搭載しており、パケットキャプチャエンジンには、Savviusがネットワークレコーダ「Omnipliance」で培った技術が生かされているとのこと。

 また、同社のネットワーク解析製品「OmniPeekシリーズ」を踏襲した専用のパケット解析ソフトウェア「OmniPeek Insight」が付属。さらに、Savvius Insightで取得した統計情報をSplunkへ転送するSplunk Forwarderエージェントが標準搭載されているので、Splunkを利用して、統計情報を用いた一元監視を行うこともできる。

 ネットワークインターフェイスは、10/100/1000BASE-Tポート×3と、10/100/1000BASE-Tブリッジポート×2、管理ポート×1を搭載。自動バイパス機能を備えているので、Savvius Insightの停止時にも通信を阻害せず利用できるとした。

石井 一志